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自宅でクラッシュ! [BMW (トラブル)]

皆様、こんばんは。
年に数回の更新に成り下がってしまったブログへようこそ。
ブログの操作を忘れかけておりますので、リハビリを兼ねて近況をお話ししたいと思います。

去る6月末日、久しぶりに運転した愛車をこすってしまいました。

自宅の車庫入れで失敗したというのが、なんとも情けない。
しかも、前進で入れている最中に。運転初心者レベルですな。

いつものように、大きくカーブを切ってスロープになっているガレージへ入庫。
車体がまっすぐになるようにハンドルを戻すと、クルマ留めの角材に前輪が当たるのが定位置です。
ところが、その日はいやな衝撃と音がしました。

ありえない。

なんだ!なんだ?

音がしたのは、運転席から死角になっているフロントバンパー付近。
慌てて確認してみたら…

目に飛び込んできたのは、愛車のフロント スポイラーについた大きなキズと、バラバラになった物体でした。
その物体は、ガレージの中に置いてあった木製の小さな踏み台。大きさは、風呂場に置いてある腰掛けくらいです。それは、車庫入れの邪魔にならない場所にどけてあるはずが、なんでこんなところに。
家人を問い詰めたら、踏み台をガレージの中で使った後で、定位置に戻しておかなかった犯人があっさり白状しました。

購入してから今まで、多少の小石跳ねのキズはついたものの、大切に乗ってきた愛車です。
呆然として、おそるおそるコンパウンドで磨いてみましたが、当然なんの解決にもなりませんでした。
記録として、ともかく屋外で写真を撮りました。黒くなったところは、スポイラーに大穴が開いたわけではなく、塗装がハゲて地肌が露出したものです。このスポイラーは黒い樹脂でできており、装着車の車体色に合わせて塗装するわけですね。
DSCN8572xx.jpg

小さなキズならば、自分でタッチアップ ペイントを塗ってしのぐこともできますが、これほどのキズになると目立ってしまう。
インターネットで板金修理に関するショップを検索してみましたが、「これは」と思う情報は得られませんでした。ディーラーに相談するのが一番確実でしょう。

余談になりますが、私が長らく世話になってきたディーラーは、昨年秋でBMWの正規ディーラーではなくなりました。次に入庫する時にはどうしようと悩んでおりましたが、それはあっさり解決。
別のディーラーの傘下に入ることにより存続が決まったのです。さらに、一部のスタッフは新会社にそのまま移籍したので、自分にとってはほとんど変更がありませんでした。

ディーラーで「簡単に補修する場合」と「しっかり補修する場合」の2種類の見積もりをとりました。
すると、簡単に補修する場合でも20万円強、しっかり補修する場合はその倍額という結果になりました。おいそれと払える金額ではないので、保険会社に相談です。
どうせなら、車両保険を使って、限度額目いっぱいの金額で修理することに決めました。

結局、修理に1ヶ月近くかかりましたが、本日めでたく引き渡しとあいなったのです。
世間常識から考えれば、たかがスポイラーの傷の補修でとんでもない修理代になったわけですが、その内訳は20項目余りになりました。
大まかに分類すれば、部品代17万円、塗装費用12万円、工賃11万円です。

「どうして部品代に17万円も!?」と感じるのは無理もありません。
これには、馬子号のモディファイが大きく影響しています。
キズをつけてしまったシュニッツァーのスポイラーはもはや製造中止で、このスポイラーを温存・再利用するのが最優先されました。
メカニックの説明によりますと、このスポイラーはネジ留めの部分もありますが、大半の面積は接着されており、補修のためにスポイラーの原型を保ったままで車体から分離するためには、車体の一部を壊すしかなかったそうです。
従って、「フロント パフォーマンス エアロパッケージ プライム」という10万円以上する大型部品を新調する必要がありました。部品番号は「5111 8195 284」ですから、興味のある方は検索してみて下さい。どういうボリュームの部品か驚くと思います。

また、「フロント 衝撃吸収ダンパー(左側)」という部品も交換されました。これは、バンパーの内部に仕込んである部品だと想像します。以前に知識を得たのですが、私の記憶が正しければ、ごく低速で衝突した場合に衝撃を吸収する装置であり、時速4km/hまでの衝突(AT車のクリープ走行でしょうか?)であれば、このダンパーが衝撃を吸収して車体のダメージを最小限に抑えるそうです。それ以上の速度で衝突した場合は、他の部品も順次変形して衝撃をやわらげる仕組みになっているとか。
私の自宅のガレージはスロープになっていますから、踏み台にぶつかった時も、車体にとっては想像より大きな衝撃になったのかもしれません。

とまれ、クルマの衝突に関しては状況が千差万別です。不幸にも条件が重なり、いろいろと部品を交換せざるを得ないパターンだったのだと自分を納得させました。
余談ながら、フロントのナンバープレートも交換したようです。


さて、久しぶりの愛車との対面は、とても喜ばしいものでした!
あの醜いキズはもちろん、長年の間につけてしまったその他のキズまで美しく補修されていました。
さらに、バンパー トリムまで新品に交換されたので、黒い部分が引き締まって見えます。
DSCN8639x.jpg

ディーラーのメカニックの解説によれば、作業を委託した板金工場はもちろんBMW認定であり、人員の力量や設備がBMWのめがねにかなった工場だそうです。工場のスタッフは、定期的に板金修理の研修を受けて認定を維持しているとのことで、仕上がりの品質にはお墨付きがあるというわけですね。

さて、今回のディーラー入庫にあたって、内装部品をひとつ交換しました。
ドリンクホルダーの樹脂がべたべたの手触りになってきたので、E46の交換部品が手に入るうちにと新品を取り寄せました。
DSCN8644x.jpg

交換は簡単です。四隅にツメがありますので、上方へ引き抜くようにすると取り外せます。工具はいりません。

新品の装着は、真下へではなく、少し斜め手前に引くように力をかけるとうまくはまりました。
DSCN8647x.jpg

今までの部品と並べると、少しやれてきているのがわかると思います。
DSCN8646x.jpg

まだまだ馬子号に乗り続けるつもりなので、頻繁に手で触れる、目に付く部分はリフレッシュしていきたいですね。

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