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黒い衝動買い [こだわりアイテム]

みなさま、またまたご無沙汰でございます。
公私共に忙しく、9月はまたたく間に過ぎ去ってしまいました。

ブログを楽しむのにパソコンは絶対不可欠ですが、自宅のパソコンがトラブルに見舞われてからもう1ヶ月も経ってしまいました。
実はこのせいもあって、ブログの更新が滞っていたのです。
備忘録も兼ねて状況を思い出してみると…

その朝、出かける仕度をしていたら、何の前ぶれもなく愛用のパソコンの画面が徐々に真っ白になっていきました。
「おや。そんなおかしなスクリーン セーバーを仕込んだ覚えはないけどな?」などと起きぬけの回転の悪い頭でいぶかしく思いましたが、愛機を調べるのは後回しになります。帰宅してから、おそるおそる触ってみました。

まずは小手調べで、液晶の輝度を調整してみました。自分で設定を変更した覚えがないのだから、それしきのことで元通りになろうはずもありません。故障だっての。
何しろ、会社帰りに家電量販店でいきなり外付けHDDを衝動買いしてきたくらい気が動転していたのです。
最悪の場合は、いつか悪戦苦闘した時のように、HDDの中身を引越しさせなくてはならないのか!?
久しぶりに、自分のパソコン環境に相当なダメージが出たことは確かでした。

電源ボタンを長押しして強制的に電源を落とし、再度立ち上げてみると、起動画面が一瞬映るものの、すぐに真っ白になってしまいました。
OSは立ち上がってきているようですが、モニターが役に立たないので、な~んにも検証できません。
愛機はノート パソコンですから、ふと思いついてモニターを普段使わない角度に曲げてみました。キーボードと水平になるくらいに大きく開いてみたり、二枚貝のごとく、ほんのわずか開いているくらいの角度にしてみたり。
すると、モニターがほんのわずかしか開いていない状態にすると、かろうじてモニターが機能するのです!
ソフト的には問題がなさそうなので、モニターのヒンジ部分の配線が寿命になったのだと想像しました。

原因は単純なれども、ノート パソコンであれば致命傷!?
その週末に、秋葉原にオフィスを構える盟友にまたしても教えを請うことにしました。

まずは脇目もふらずに、ThinkPadの専門店ともいえる若松通商へ駆け込みます。
さすがと言おうか、購入してから8年も稼動した我がThinkPad R40も修理可能とのことでした。
さっそく故障状況を説明して愛機を預け、修理の手続きをしました。

なんとか愛機が助かりそうだ、という明るいきざしが見えてきたら、急に気が楽になりました。
盟友に「そろそろ買い替え時じゃないの?」とささやかれたわけではありません。
その地は秋葉原。色々な誘惑を振り切ってそのまま帰ることはできませんでした。

私は、一度気に入ったガジェットは、完全にダメになるまで使い倒すという性分です。
愛機のR40にしても、故障しなければいつまで使い続けたか分からない。(OSはWin2Kです!)
パソコンを8年も使ったら、さすがにお役御免なのでしょうか。
自宅ではThinkPadが2台体制なので、しばらくはX31を使えばネット閲覧くらいは問題ありません。
けれども、X31は仕事のお供にお出かけすることもあるので、本務機に昇格・机上に据えてしまうのはちと問題がある。「自宅のメイン機はどうあるべきか」を考えたら、どんな機種が良いのだろう?

盟友はThinkPadに造詣が深いので、私が下調べするより早く「標準でXPを搭載している世代の機種なら、いくつか候補がある」といったことを既に見切っておりました。
私が「新しいOSにすぐに飛びつかない」気質であることを見越しての助言です。さすがですね。
さらに、盟友の頭の中には「候補となる機種の出物があるのはどこの店」というマップが描かれているらしく、すぐにそうした店のハシゴ ツアーに案内してくれました。ああ嬉しい。
実は、愛機が長持ちしていたのをいいことに、私は新型のノート パソコン事情にかなり疎かったのです。
ですから、最新のノート パソコンのスペックがどのくらいか想像できなかったし、機構的にもどのくらい進歩しているのかまったく分からないままで、のこのこ秋葉原に来たわけです。

そうしたまっさらなオツムでしたから、新型機にどれを選んでもよさそうですが、やっぱり自分は「赤ポッチのある黒い機体」が好きなのです。R40もあんなに長持ちしたではありませんか。多少高額でも、長持ちするものは結局お値打ちな買い物だと信じております。
盟友と、数件の「中古」パソコン ショップをハシゴして、最後の店の店頭に程度の良いモデルが並んでいました。

R40は15インチ モニターなので、それと操作感が変わらないものを…と漠然と考えていました。
ところが、現代のノート パソコンは、液晶がスクエア(4:3)な機種は少なく、ワイド画面なモデルが多いことを初めて知りました。これは、DVDで映画鑑賞用という目的が強調されているのだと考えます。

ターゲットとしている年式のThinkPadで、15インチ モニター搭載の機種はめったに中古として出てこないらしく、多少の妥協が必要とされました。
私が結論を出せずに悩んでいると、店長さんが「これはまだ、店頭に出していませんが…」と前置きして、ごそごそと別のノート パソコンを取り出しました。

それは、ThinkPad T60、Core Duoプロセッサ搭載のモデルでした。
おそらく、今後お目にかかれない美品でしょう。

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自分が考えていた15インチのモデルではありませんでしたが、「これを買い逃したら…!」というオーラがビンビンに出ていました。店長さんの説明もほとんど耳には入らず、財布の中の諭吉が数人旅立っていきました。
実は、その店は盟友の行きつけの店らしく、店長さんから提示された値段も、思わず聞き返してしまうほどの「お友だちのお友だち価格」でした。持つべきものは友だちだ…

さっそく、いつかのように、盟友のオフィスの机を借りて、セットアップを済ませてしまいます。
各種のポートにケーブルをつないでみて、動作確認することを確かめましたが、T60は実に安心感がありました。
R40は、キーボードの左上部分の剛性が弱く、そこのキーを押すとキーボードがたわむのですが、T60はそれがありません。タイピングの感触が実にしっかりしています。
向上していることといえば、プロセッサの違いといえばそれまでですが、今までのR40とは性能が段違いです。
例えばMixiのアプリを表示してみると、アバターの動きが数段早い!見ていると酔いそうなくらい動作が速いのです。

DSCN7280x.jpg

考えて見れば、OSもプロセッサもメモリ容量も、すべてR40のスペックを凌駕しているのですから、それくらいは当たり前。けれども、パソコンの近年の進化を知らなかった者からすれば、異次元に迷い込んだような驚きの連続でした。
さらにつけ加えるならば、作動音が極めて静かです。HDDが動いているのか?と疑わしくなるほど静粛で、電動ファンの音もほとんど気になりません。

機種ごとにポートの配列が異なることをいちいち驚いてはいけませんが、LANやモデムのポートがとんでもない位置(機体の左側)にあることは、自宅の机上に据えたときに問題になるかも知れません。
私が知らないうちに、ThinkPadは指紋認証機能が加わり、セキュリティがかなり向上していました。

壊れた愛機を修理に預けに行ったのに、別のThinkPadをぶら下げて帰宅することになりました。
なにをやってるんだか…


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あかぐま

うちの黒いノートは購入後1年で壊れてしまったのですが、助かったのが修理体制。
異国の地で最初どうしようと思いました。
調べると修理受付はIBM(Lenovoではなく)。
窓口に持ち込むと、シリアルから誰が購入したか判明し、保証の有無も判明。システマチックに修理が進みました。保証が無かったのでそれなりに費用はかかりましたが、手続き的にはストレスレスでした。
いまどき、日本のメーカーでもそのぐらいはあるのかもしれませんが、世界の山ちゃんじゃなくてIBMを実感した次第です。
by あかぐま (2011-10-12 10:22) 

馬子

あかぐまさんのレノボ君が壊れたのは知りませんでした。
おそらく、サービス体制ではピカイチですね。

会社で使っている「出る」も悪くはないが、保証が切れたマシンの
修理には関心が低いとみえて、すごく対応が悪いので、この数日、
自分の脳みそのマザーボードが切れそうです。

修理後にはメールで「修理対応の評価アンケート」が届くので、
今回ばかりはためらわず最低点をつけてやります。
by 馬子 (2011-10-14 00:54) 

馬子

Tenさん、こんばんは。
気がつけば、すっかりThinkPad教徒になってしまいました。
by 馬子 (2011-10-14 00:55) 

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