ぬこの泉 [ぬこ]
おそらく、近所ののらねこにとって、「にぼしのおじちゃん」と知られている以上は、「ぬこの家来」を増やし、威厳を保たなくてはなりません。
そのためには、定期的に家来を見舞ってやるのも勤め…。
ニャンニャン(=゜ー゜)(。_。=)
天気予報が珍しく「良い方に」ハズれたので、Dで来年のカレンダーをもらうついでに、カワセミのいる公園へ寄ってみました。
この公園には自然の湧き水から成る池(最近は地下水を汲み上げて補っているようですが)と、人工の通称「ボート池」があります。ボート池にも野鳥や草花等の見どころはあります。けれども、目の前を「オマル」のようなスワン ボートがよたよたとうごめいているのは興ざめなので、これまでは、ボート池の脇を自転車で素通りしていました。
前回、ボート池の脇に駐車場があることに気付いたので、これからは精々利用しようと思います。
さて、入口に近いところに、いきなり2匹ぬこがいて、おばさんに甘やかされておりました。まったく人見知りしません。
1匹ににぼしを与えてかまっていると、もう1匹の黒い方がやきもちを妬いてちょっかいを出してくるので落ち着きません。
さっきまでおばさんの膝の上にいたので、手招きして呼んでみましたが、合体してくれませんでした。
不完全燃焼ですが、次へいきましょう。
次に見かけたぬこは、にゃあにゃあ人に声をかけるくせに、懐へ飛び込んでこないので、心理戦になってしまいました。
おかしいな、今日は「にぼしのおじちゃん」は不発です。
ぬこは気まぐれなところがかわいいので、次に期待しましょう。
いつもの祠へやってきました。今日は、赤トラちゃん(仮名)はうずくまったままで、元気がありません。声を掛けても、ブラシで背中をとかしてやっても動こうとしないので、どこか具合が悪いのでしょうか。
赤トラちゃんの座っている落ち葉の上に、ラップに乗せたシャケの切り身が乗っていました。誰かに施されて、おなかいっぱいで動く気がしないのかも知れません。
通称「アビちゃん」が走り寄ってきて膝の上に合体してきました。
お前は、いつも愛情に飢えているのだね。
通りかかる人が引いているのが解かりますが、それしきで動揺して人目を気にしていたら「にぼしのおじちゃん」は勤まりません。
交流を深めていると、二人連れのおばさんが通りかかり、聞き捨てならないことを言うではありませんか。
「あら。ここにもねこがいるわ。」
アビちゃんを膝に乗せたまま話を聞いてみると、石段の上の広場に大きなぬこが5匹もいて、膝の上に乗ってくるというではありませんか!
その広場は、今まで偵察したことはありませんでした。…しまった。
のらぬこが湧いてくる「ぬこの泉」がそんなところにあるとは!
アビちゃんが膝から降りてどこかへ行ってしまったら、急いで石段を登ります。
日だまりの中で見た光景は…。
キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!
おまえたち。そこでゴロ寝をしているが、「にぼしのおじちゃん」が来たからには…。
ψ(`∀´)ψウケケケ
はやる心を抑えて、ゆっくりと近づくと、逃げる様子はありません。
どれも丸々と太っていて、栄養が行き届いているのが分かります。これは当たりだな。
ポケットから、にぼしの入ったフィルムの容器を取り出すと、「いいこと」を察知したのか、すり寄ってきました。さて、このうち膝の上に乗ってくるのはどれか。
こうした「理想的な猫背&後ろあたま」を見せられてはたまりません。ブラシで情け容赦なく背中をとかしてやりましょう。おそらく、のらねこは、そんな気持ちいいことをやってもらったことがないはずです。
このクロちゃんも、結局乗ってきませんでした。ベンチの端に、手を伸ばせば届く距離まで来ているんですが。
ベンチの上からぬこどもを観察していると、どこから来たのか、一段と大きいぬこがどっかりと乗ってきました。
…こ、これは稀に見る大物だぞ。(((( ;゚Д゚))))
全身の力を抜いてリラックスしているのか、ずんずん重くなってくるようです。
子泣きじじいと違うと思われるのは、膝がじんわり温かくなってくることですね。
すっかり落ち着いてしまいました。さすがに寒くなってきたので、裸足で地面を歩くより人間の膝の上の方が遥かに暖かくて居心地が良いのでしょう。
そのうちに、ぬこの重さで膝が震えてきたので、抱き下ろそうとしましたが、ツメを立てて軽く抵抗してきます。
こうなると、どちらが主人か家来か、分からなくなるところもまた良し…。
「ぬこの泉」発見、おめでとう御座います。
「にぼしのおじちゃん」ではここのぬこ達を全て手名づけるには少々時間がかかりそうですね (^o^)
膝が震えてくるぐらい重いぬこって。。。
by Ten (2006-12-18 22:51)
Tenさん、自分でも何のブログだか分からなくなってきました。
このベージュのぬこは格別に重かったのですよ。
膝まくらの横幅いっぱいサイズでした…。
by 馬子 (2006-12-19 00:17)