湯たんぽにリベンジ：ＢＭＷ馬鹿！ねこと工具と酒・タバコ･･･：SSブログ

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湯たんぽにリベンジ　[ドライブ・旅行] [編集]

キライになるくらいイチゴを食べて、満腹のはらぺこ軍団（なんだそりゃ？）は、大の鉄道好きグループでもあります。
今回のオフ会でも、鉄道が楽しめるように旅程を組みました。

かつての鹿島鉄道の鉾田駅へ寄ってみました。
前の記事はこちら。
http://blog.so-net.ne.jp/umako-E46/2007-01-08

鹿島鉄道が廃止になってから、いねむり氏と石岡の駅へ寄ったことがありますが、建物は全て壊され、構内の線路は全て撤去されて更地になっていました。
始発駅からしてそのような状態ですから、終点の鉾田も推して知るべしです。

駅前のロータリーへ乗りつけてみると、懐かしいディーゼルカーが停まっていましたが…

実に悲しい光景になっておりました。
駅舎が取り壊されて、ホームの他は何も残っていないのです。

ディーゼルカーが２台、解体されずに残っていたのがせめてもの救いですが、
構内の線路もあちこち取り外され、もう彼らはここから走り出すことができません。

後は、残酷な風雪や容赦ない日光に晒されて、この場所で無言のまま錆びていくのでしょう。

次の目的地は、先月いねむり氏と訪れた那珂湊です。
駅に近い駐車場にクルマを停めて駅に行ってみるとうまいタイミングで列車が来るというので、ここから終点の阿字ヶ浦まで乗ってみることにしました。
自分は初めて乗る路線なので楽しみです。

やってきたディーゼルカーは、実に懐かしいものでした。
全国の鉄道を乗り回していた学生時代、各地でこれと似た車輌に揺られたことがあります。

終点の阿字ヶ浦駅からは、海が近くに見えました。
気のせいか、前回訪れたときよりも海が蒼く見えます。
風が強いが、良い天気でした。

終着駅でのひとコマ。
実は、ご覧頂いている画像は、普通に撮影したらこのようには撮れないのです。
同行のメンバーから非難されそうですが、ＣＧ全盛のご時世。多少の「アレンジ」は赦してもらいましょう。
（「この画像のアップロード準備」というだけで記事にできそうです）

折り返しの列車で那珂湊駅へ戻ってきました。
実は、今回は、リベンジツアーでもありました。
駅構内のはずれにたたずむ、銀色の物体が目当てです。
前回ここを訪れた時は祝日ゆえ閉まっており、内部を見学できませんでした。

近寄ってみると、銀色一色のボディーに浮き出たリブ。
巨大な湯たんぽのようなそれは、これまた廃車体です。

この車輌は、日本初のステンレス製車体をもつ貴重なものらしいです。
残念ながら、台車を失って、車体ごと地面に据えてあるのでダルマと同じ。
もう動くことはありません。

車輌の内部が「ひたちなか海浜鉄道」をテーマにしたギャラリーとして一般に開放されています。案内してくれるのは、地元の有志の方々。
車内には展示品もあり、ていねいに説明をしてくれます。

近寄ってみると、意外に車体の傷みが激しいことが分かりました。
残念ながら、総体ステンレスというわけにはいかず、車内は普通の鋼製です。
外装はステンレスですから錆びにくいとしても、鉄やゴム部分は急速に腐食が進み、見えない部分だけが加速度的に錆びていくのではないかと想像します。
ボランティアの方々が手入れをしているといっても、できる作業は限られているでしょう。
車輌もクルマも、走るうちが華なのですね。