リコリス・フォーン [自然]
「咲き始めの色」は、黄色味が強いクリーム色。花茎の高さは、他の品種よりも少し低いようです。
…と、ここまでが、咲いた朝の観察日記です。
背後には「かがり火」がまだ咲いていて、かろうじて紅白の華を写真に収めることができました。
画面を良く見ると、花の右側に虫が飛んでいます。この虫はこれ以降どの画像にも写っていました。おそらく、その日の朝はここから離れなかったことでしょう。
この虫は、まだ開ききってもいないつぼみにずっと取り付いていました。
ちなみに、リコリスは甘い蜜がしたたるようではなし、良い香りがするわけでもありません。この虫は何に惹かれてここへ来たのか、尋ねてみたい気もします。
日が経つにつれて、残りの花も咲きました。
リコリスは、おしべ・めしべが長いので目立ちます。
けれども、リコリスは「球根が分球して増える」という説が多く、このおしべ・めしべは役に立っているのか?というのが疑問です。
良く観察すると、花の中に花粉が落ちているので、機能はあるらしい。あとは、華がしおれた後に結実するかが見どころです。
リコリスの一つ一つの花の基部にはふくらみがあります。
もしかしたら、ここに実ができるのかも知れませんね。
フォーンは、曇天でも色が映えます。
クリーム色が力強いとでもいいましょうか。
さて。他のプランターの一角では、植えたはずの球根がこの数年咲いていない気がします。
土に刺してある名札を見ると「2002年 白 黄 彼岸花」と書いてあります。
過去の自分を責めても仕方ありませんが、名札には品種名を書いておかなければ意味がない!何年も「何が咲くのか分からない」という状態だったのです。
それがついに!
今年は華を咲かせました。
…あれ…。
これも「フォーン」のようですね
毎年、ちがう品種を植えてきたつもりが。早い話が、ダブって球根を買ってしまったようです。
フォーンも、これまでの「白系リコリス」の法則どおり、少しずつ姿を変えてきました。
またもや、花びらにピンクの筋が入ってきました。
スペラードは花びらの中央にピンク色の筋が一本、ホーディシェリーは花びら全体がまだらになってきましたが、フォーンの場合は花びらの両端がピンク色に変わるようです。
花びらに変化が現れるのを観察するのは興味深い反面、花びらの色が変わってきたら、その華はしおれる一方だということも分かりました。
「死ぬときに色が変わる」という生物はいろいろあるようです。身近なところでは、水族館のタコが死ぬときはさっと色が変わるとか。それと同じことなのでしょうか。
やはり奥が深い華です。
「フォーン」、見ていてなんか心が落ち着きます。
この色合いがいい感じですね~(^o^)
by Ten (2009-09-11 20:46)
Tenさん、こんばんは。
来週は別の2品種が咲きそうです。
けれども、自分が一番好きな品種は今年も花茎が出ないままです。
(ToT)
by 馬子 (2009-09-11 22:19)