SSブログ

そろそろ公表 [酒・タバコ]

記事にするべきかどうか、しばらく様子を見ていたことがありました。
なにしろ、ブログのタイトルやカテゴリーに関わる?ことですし。
自分では公表せず黙っていたのに、なじみのタバコ屋のおばさんに見破られました。

 

タバコ おやめになったんですね?

ご明察。毎週のようにカートン買いしていた上客が顔を見せなくなれば、理由は見当がつくでしょう。
おばさんは、さすがに「禁煙してエライですね」などとありきたりの世辞は言いません。彼女の商売がかかっていますからね。

話は数ヶ月前にさかのぼります。
七夕の朝。目覚めたら喉が痛かったのです。
成人して以来、風邪をひこうがなんだろうが、起きぬけの一服は欠かしませんでした。その日に限ってなんたる偶然!タバコの買い置きがひと箱もなかったのです。

喉も痛いことだし、まあいいか。
そう思って仕事に行きました。

帰宅しても喉の具合は変わらず。
明日になれば状況も変わるだろうと信じて寝たのです。

翌朝。喉の具合がどうなったか記憶にないのですが、それよりも「タバコを吸わずに一日過ごした」ことの方が新鮮でした。
このウン十年、かつてそんな奇跡のような日があっただろうか?
ヨーロッパ行きの出張など、半日以上タバコが吸えない空間に閉じ込められることもありましたが、それもじっと辛抱。ルールには従います。現地へ到着したら、空港の建物の外へ一目散。必ず一服!半日以上吸わずにいると、さすがにクラクラしましたね。
( ´y-`)スー…(*´▽`)y-~~ハァー
ニコチンが全身に染み渡っていく実感がたまらなかったです。



おや?このまま記録更新してみる??やっちゃう???
…ぐらいの軽い気持ちで、二日目もめでたく過ぎたのです。
誰かに命令・強制されたのではなく、ほとほと懲りて嫌になってやめるわけではないのが良かったのでしょう。このどちらかだったら、反発してうまくいかなかったかも知れません。
このまま我慢比べを続けるのも一興ではないですかヽ゚Д゚ノ

「禁煙する!」と宣言すると、世間は過剰に反応するきらいがあります。
こちらも思わず身構えてしまいそうです。
「嫌煙」「分煙」…そういう小うるさい単語にもうんざりだ。
ここはひとつ、「節煙」とか「離煙」とでもいう感じで記録更新に挑戦してみようと考えました。そもそも、「禁句」や「禁じ手」に通じる「禁」という語句の響きが良くない。喫煙すること自体は悪事や反則ではありません。
吸うのも吸わないのも自由。将来吸いたくなったら、また楽しめばよい。

さて。
長年タバコとおともだちだったゆえ、別れはつらいはず。
禁断症状が出るだろうと予想していました。
それはどのくらい苦しいのだろうか?どのような変化が起こるのだろうか?

友人某は、かつてはヘビースモーカー。どうやら私の倍は吸っていたらしい。
曰く、「禁煙を始めたら、俗に3日目、3週間目、3ヶ月目…がつらく感じるというよね」というのです。私はその時、3週間目の壁を突破していました。

…つらいのは「3がつく周期か」ふむふむ。
ところが、大した波もなく、暦が過ぎていきました。
オイコラ自分!こんなはずでは!

1.愛飲していたのが1㎜タバコだったゆえ、依存度が低かった。
2.禁断症状は出ていたが、それに気がつかなかった。
3.今まで、本当に吸いたくて吸っていたのか?単にポーズで吸っていただけだった?

これが苦行であったなら、ブログにもカテゴリーを立てて「克服記」みたいにネタとして連載が可能であったのに。ちょっとがっかりです。
タバコを吸う夢は何回か見ましたが、夢は「自己申告」でありますし、どうとでも脚色できてしまうゆえ、リアリティが乏しく記事には書きづらかったのでした。



自分の身体に変化は起きませんでしたが、当然ながら生活には影響が出てきました。
喫煙することに時間も、金も、気もつかうことがなくなるとは、どういうことか?
タバコの買い置きがないと気をもむこともなく、通勤・仕事ルート上の喫煙所の場所を暗記する必要もなく。
これまで、あれほど自分も嗜んでいたことですから、急に嫌煙派に廻ってかつての盟友を糾弾したりはしません。むしろ、両方の気持ちが分かる存在になったと思います。
タバコを一度も吸ったことがない人に「喫煙とはこういうことだ」と説明ができるし、タバコを吸っている人には「離煙するとこうなるよ」と教えてあげることもできるのです。

自室の掃除をすると、雑巾がタバコのヤニで黄色くなりましたが、この現象もこれが最後でしょう。これからは、ヤニで物品が黄色くなることはないはずです。

机の脇の、すぐに手が届くところに置いておいた「タバコ ストック用ボックス」もお蔵入りにしました。
これは市販品をパクって自作したもので、12年間働いてくれました。

D1000481x.jpg

そして、例のタバコ店では毎回100円ライターをくれましたが、自分はジッポーを使うので、ライターがたまる一方でした。
友人に配っても、フリーマーケットで投げ売りしても、毎週たまる一方です。このことをタバコ店のおばさんに話したら、JTのスタッフが来たときに引き取ってもらうから、ということでした。

D1000473x.jpg

ライターが1つもないと、困ることがありますが、さすがに20個も30個もいりません。
なにかのはずみで引火したら大変なことになりそうなので、返納することにしました。
机の上の灰皿は、未だにゴミ入れとして使い道があるため、そのままです。
こうして、喫煙用品を整理していき、ジッポーのオイルや替え芯は、友人に引き取ってもらいました。

最後に残るは、このブログのタイトルと、プロフィールの写真です。
事実に反することは変更した方がいいのではないか、と考えていたら、別の友人が「語呂がいいから変えない方がいいよ」と言ってくれました。

というわけで、作者は多少変わりましたが、ブログの中身はこのままです。
引き続きよろしくお願いします。


nice!(3)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 3

コメント 7

いねむり@禁煙8年目


まずは禁煙成功おめでとうございます(*^▽^)/★*☆♪




by いねむり@禁煙8年目 (2009-12-14 07:46) 

kanchi

ライターは貯まりますよねぇ~

私がカートン買いしていたお店はライターかボックス・ティッシュを選択できました。 一度ボックス・ティッシュが30箱貯まったことあって、入院した際に全部持ち込んで他の入院患者さんに配ったことあります。


私は以前はフライト時間の長いところへの出張が多かったのですが、できるだけ機内で睡眠せずに覚醒状態でいて、渡航先の空港でタバコを吸うと、まず2本目ぐらいまでは立っていられないくらい「クラッ」としましたねぇ~ 

欧州の国では運転中の喫煙が禁止になるようですが、時流として喫煙禁止になっていくのでしょう。 いっそのこと販売全面禁止でも良いのではとも思います。
by kanchi (2009-12-14 12:48) 

馬子

>いねむり殿
このまま死ぬまで続けてこそ、成功と呼べるのであってね。
まだ先は長いなあ。
by 馬子 (2009-12-14 21:30) 

馬子

kanchiさん、こんばんは。
気がつけばタクシーの中でも吸えなくなってきましたから、
潮時であったかも知れないです。
最近では●川急便のトラックにも「我々は運転中は禁煙です!」とか
なんとかステッカーが貼ってありますが・・・。
by 馬子 (2009-12-14 21:33) 

馬子

BURUさん、nice! ありがとうございました~。
by 馬子 (2009-12-14 21:34) 

Ten

体にも良いので、そのまま記録更新してくださいね (^o^)
よく言われることですが、ご飯は美味しくなりましたか?
by Ten (2009-12-14 22:04) 

馬子

Tenさん、こんばんは。
元来鈍感な人間ゆえ、食事の味は変わらずです。

タバコをやめると、たいていの人は太るのですぐ分かりますね。
かろうじて現状維持しております。
by 馬子 (2009-12-14 22:35) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。