空家あります。 [自然]
気がつけば、我が家の小さな庭の木々の葉も落ち、少し見通しが良くなりました。
庭の隅にあるのは、拾った種から育てたハナミズキの木。
植木鉢に種をまいたのは97年ですから、かれこれ14年。
この大きさに育ち、花を咲かせるようになるまで10年以上かかりました。
ハナミズキの葉もすっかり落ちて、枝ぶりがよく分かりますが…
なんだあれ?
近寄って見上げてみます。
木の枝が病気になったりして膨れ上がったわけでもなさそうですが、かなり気味が悪い。
なんだか「害虫のラスボス」みたいなのが巣くっていそうで、手を出すのがためらわれます。
ハナミズキは毛虫がつくことが多いようですが、自分の経験だと害虫がついたためしがありません。
なんなんだ、これは。
二階の窓から見下ろしたら、謎の物体は大きな袋状になっていました。
中はからっぽで、虫一匹いません。これは何かあれこれ想像してみました。
一番可能性が高いのは鳥の巣でしょう!
では、どんな鳥の巣?この巣に収まる鳥は、大きくはない。
ハトやカラスでないことは明らかで、ヒヨドリでも無理かな。
しばらく考えていたら、思い出しましたよ。
この巣の中にいたのは、おそらくこの鳥。
8月の下旬の日曜日、庭で鳥が鳴き続けていたのでカメラを持って出てみました。
枝の先に見たこともない鳥が止まって、小さなくちばしを開けて鳴いていたので、慌ててシャッターを切りました。
色からするとメジロです。
これはひな鳥なのか、メジロの特徴である「白黒目玉」が完成していませんね。
しょぼしょぼした小さな目をしていました。
思えば、あの時はハナミズキの葉は盛大に茂っており、このヒナはあの巣の中でここまで育ったのでしょう。
それにしても、メジロが巣を作るなんて、我が家は都会とはいえないな。
これまで、我が家の庭に巣を作ったことがあるのは、ヒヨドリとキジバト。
どちらも、木の枝が分かれているところに巧みに小枝を組み上げて巣を作っていました。
ところが、メジロの巣は、袋状の巣が枝からぶら下がったようになっています。
巣の材料は何か分かりませんが、ヒナが入っていても枝から落ちないとは、かなり強度があるのでは?
人間だって家を建てるのは大変なのに、鳥はクチバシ1本で作り上げてしまうとは、おそれいりました。
そうやって感心していると、なにかが落ち葉を踏み鳴らしている音がする。
音の方へカメラを向けたら、キジバトが悠々と歩き回っておりました。
メジロの大きさを思い出したあとでは、ハトって大きな鳥なんですね。
もふもふメジロ、かわええです。
巣って、翌年もリユースされるのでしょうか。期待したいですね。
それにしても、種から育てたハナミズキに仰天です。種すら見たことありません・・・
by らいち (2011-12-13 16:09)
枝の間に巣を作るなんて器用なんですね。
しかも、吊るし型!!
一から作るところを見てみたいですね~
by Ten (2011-12-13 21:03)
ほりけんさん、nice! ありがとうございます。
by 馬子 (2011-12-14 23:56)
らいち殿
田舎暮らしをしているいとこによると、
「鳥は、他の鳥が作った巣を流用しない」ということなので、
空家をそのままにしておいても期待薄だと思われ。
時機を見て更地ならぬ「更枝」にしようかな。
by 馬子 (2011-12-14 23:59)
Tenさん、こんばんは。
都会の鳥の巣は、意外な材料でできているらしい。
器用さと材料の選定がGoodなのでしょう。
それにしても、どうしてここに巣を作ることにしたのか、何が決め手になったのか、
メジロに尋ねてみたい気もします。
by 馬子 (2011-12-15 00:06)
M-KEN69さん、初来場とnice! ありがとうございます。
by 馬子 (2011-12-18 19:36)
ryo1216さん、初来場とnice! ありがとうございます。
by 馬子 (2011-12-18 19:38)
BURUさん、こんばんは。
お住まいの近くに「自然」はありますか?
by 馬子 (2011-12-18 19:39)