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桜が咲いたよ [自然]

寒い冬に耐えて待ちに待った、年に一度のお楽しみ。
桜を見逃してはなりません。

残念なことに、毎年楽しみにしていた茗荷谷のしだれ桜はもう観られません。
昨年の台風で倒れてしまいました。
確か、標識がついていて保護樹木のはずでしたが、起こしたり植え直したりされませんでした。
う~む、どうしよう。

 

それならば、今まで訪れたことのない場所へ桜を見に行きましょう。
まずは、散歩圏内でカメラの腕ならし。近所の稲荷神社へ出かけました。
私は「幹から直接咲いている桜」に魅力を感じます。調べると「胴吹き桜」というそうです。
写真に撮るととかく真っ白に映りがちな桜の花も、光線の具合によっては立体的にとらえることができますね。

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この神社の境内は小さいですが、桜の大木がきれいでした。
数日もすれば花が散り始め、桜吹雪も楽しめるでしょう。

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神社の楼門の欄間には愛らしいコンコン様が彫られていました。彩色されており、たわわに実った黄金色の稲穂とあいまって絵本から抜け出したような実に愛らしいお姿です。

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楼門はコンコン様だらけでした。桜の花に見とれて上を向かなかったら、気がつかずに通り過ぎていたことでしょう。

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バスと電車を乗り継いで、竹橋へやってきました。
数日前、営業車でこの辺りを走ったとき、目をつけていたのです。

地上へ出て、歩道をゆっくり歩いてみます。
桜の代表といえば、黙って「ソメイヨシノ」でしょう。このように、種類が違う桜の花を見ると、つい足が止まります。少し曇ってきて残念ですが、どんどん撮りましょう。

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普段は車で一気に走り過ぎる道路をゆっくり歩くと、景色も違って見えます。
ところが、皇居周回のランナーが背後から無言でぶつかってくるのに閉口しました。
それも一人や二人ではないのです。さらに、ぶつかっても誰も謝らない。
中には追い抜きざまに舌打ちをしていく者もおり、そういった輩に限ってヘッドフォンを着けていますから、苦情を聞く耳を持たないのでしょうね。
歩道が花見客であふれているから全員に声をかけてよけてもらうのは難儀だとしても、ここは陸上競技のトラックではない。皇居周回のランナーが増えていることは聞いていました。どんな人々が走っているのだろうと思っていましたが、これにはがっかりです。



期待していたしだれ桜は、日当たりが少し悪かったようで、満開ではありませんでした。
それでも、花が滝のように咲き乱れるのは目を奪われます。

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屋台のトラックが何台も出ていました。
私は「期間限定」の宣伝文句に弱いので、「桜風味のソフトクリーム」を注文してみました。
出てきたソフトクリームはピンク色で、鼻を近づけると桜餅のような香りが楽しめます。
一年中食べられるようにしてしまうと、ありがたみが薄れる商品かも知れません。

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北の丸公園に入ってみます。
ゆるやかな広場を下っていくと日本武道館へたどりつきますが、土手の上に上がるとお濠の桜が楽しめました。

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どの桜も枝がうねるにまかせており、まっすぐに伸びている木はないようです。土手に斜めに生えているからまっすぐに伸びないのでしょうか。どの枝も黒々とした龍のようです。

撮影時間に余裕があるようでしたら、デジカメの露出補正を操作して、同じ構図で露出の異なる写真を何枚か撮っておくことをお勧めします。
私は好みで、露出補正をたいてい「-0.3段」にセットしています。「プラスマイナスゼロ」のカメラ任せの露出より、気持ち露出不足気味に調整すると、画像の黒い部分が引き締って写真に落ち着きが出るように感じるからです。


逆光の場合は、露出補正を「+1.0段~+1.3段」くらいに補正するのが正解でしょうか。
自宅のPCの画面で確認し、意図通りに撮れた画像だけを残せば良いのですから、何枚も撮ってみて損はありません。

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お濠の水の色と桜の花の色の対比が、歌舞伎の舞台の画割のような美しさでした。


北の丸公園を出て、千鳥ヶ淵まで歩きます。
首都高速道路を自分で走っているときは、運転に集中しており周囲の光景に見とれる余裕はありません。
この区間は、これほど美しい光景の中を走っていたのですね。

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立ち番の警官にも、桜を分けてあげましょう。
花見の季節は、一帯の治安がかなり悪くなると想像します。ご苦労様です。

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千鳥ヶ淵は、あちこちにビニールシートが敷かれており、桜の花の香りがアルコールの臭いに圧倒されていました。
中には、うずくまったままピクリとも動かない若者もおり、ここで何時間飲み続けているのでしょうね。


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毎年ワンパターンですが、締めくくりは「逆光の桜」です。
このように撮れる枝を見つけるのが一苦労ですが、自分の狙い通りに写せると一日中歩き通した疲れも吹き飛びますね。では、桜は来年までごきげんよう!


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コメント 3

馬子

tochiさん、はじめまして。
ご来場とnice! ありがとうございます。
by 馬子 (2012-04-10 01:08) 

馬子

ほりけんさん、nice! ありがとうございます。
by 馬子 (2012-04-14 12:38) 

馬子

Tenさん、今年の花見はどちらへいかれましたか?
ブログの更新を楽しみにしております。
by 馬子 (2012-04-14 12:39) 

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