ベタベタのゼロハリ [こだわりアイテム]
例年になく長い正月休みが明けたと思ったら、その反動なのか毎日が怒涛のように過ぎて。
吉例のこんなに楽しいことや。
雪の中を国立劇場へ観劇に出かけたことや。
ブログの記事になりそうなことは色々あったのに、やる気が起きませんでした。
このままだと2月になってしまうので、この辺りで食い止めておかなければ。
え~と…
なにか…
ああ。コレコレ。
言わずと知れたゼロ ハリバートン。実用的なアルミ製のアタッシュケースです。
生意気な学生だった頃、「社会でそれなりの地位になったら、『ゼロハリ』をBMWの助手席に放り込んでクルマ出勤する」という妄想にはまっていました。
その当時、BMWはといえばE30でした。歳月は流れ、ようやく手に入れた愛車はE46。
反面、ハリバートンときたら、ほとんど形状が変わっていないのです。これは完成された形なのか!?
学生の頃の夢をしぶとく捨てずにいたため、BMWもハリバートンも手に入りましたが、勤め先があいにく自動車通勤できないことまでは計算外でした。
さて。ハリバートンといえば、ツヤ消しの銀色の外装を連想されるでしょう。
自分が手に入れたのは90年代初頭。カリフォルニアのビバリーヒルズのカバン専門店で、限定色のハリバートンを値切って購入しました。日本市場価格の1/3程度だったような記憶がありますが、それでも、アメリカ社会の感覚であれば大金をはたいたことになります。
これがなんという色なのか、当時のチラシやカバン店のレシートも捨てていないと思うので、機会があれば家捜しをして、この記事を修正することにしましょう。
昨年暮れの大掃除で、久しぶりに物置から出してみました。購入してはみたものの、実はもったいなくてほとんど外へ連れ出したことがありません。日本の通勤ラッシュにもまれたりしたら、いくらハリバートンとはいえ、キズだらけになってしまうにちがいない。
「実用品がキズだらけになるのがイヤだなんて。だったら貸金庫へでも入れておけ!」という意見はNGワードにさせてもらいます。
このハリバートンを外へ持ち出せない理由が他にあるのです。
購入してから20年。内装の合成皮革が経年変化で劣化し、ベタベタになってどうにも始末が悪いのです。
ことにひどいのは、ファスナーが付いたポケットで、無理に開こうとしたらひどいことになりました。
これでは、大切なものをしまって持ち歩くことができません。
似たような例で、合成皮革の財布が同じように劣化しました。こうなってしまうと、元に戻せないそうです。
愛用の仕事カバンがかなりくたびれてきたこともあり、機は熟したように思えてきました。
カバンも交代させよう。だけど、このままでは使えない。意を決して、修理に出すことにしました。
インターネットで検索して、都内に修理センターがあることがわかり、まずは電話をかけてケースの状態を伝え、年式に関らず修理を受けてくれるかどうか確認します。
あいにく、当時と同じデザインの内装(中仕切り)の交換部品はないが、現代のモデルでかまわなければ内装を丸ごと張り替えてくれるそうです。費用は2万円程度。快諾しました。
そんなわけで、近日中に私の『ゼロハリ』が甦ってくるはずです。
どんな内装になって甦るのか、続報はいずれ。
kanchiさん、大変ご無沙汰しております。
ご来場とnice! ありがとうございます。
by 馬子 (2013-05-15 23:33)
おひさです。
わかりますよ、その気持ち。
幸いにもサラリーマン人生の後半はクルマ通勤(江東区→中央区、新宿区)できたのでMGやSLをオープンにして、ゼロハリを助手席に置き、白のシャツに紺ブレ着て通勤していたことあります。外資でビジネス・カジュアル可だったので、チノパン+ポロシャツが多かったですけど。。
by kanchi (2013-05-15 23:35)