両者ノックアウト [ドライブ・旅行]
先日の珍道中の続きです。
こちらは運転に集中していますから、沿道の情報収集(単なるよそ見)は、いねむり氏の担当です。
「だんだん恐竜センターが近づいてきましたよ」と助手席から報告が入りました。
他にも、「地すべり資料館」という得体の知れない施設の看板も目に入ります。
看板に描いてあるいかにもゆるそうなキャラ(カッピー)に招かれている気もしますが、寄り道ばかりしていると、目的地にたどり着けなくなりそうなので、ここはガマン。
恐竜センターは、意外にも大きな施設で、さすがに素通りは惜しくなりました。
時計は既にお昼どき。ここの食堂で昼食にしようと考えたのです。
やはり旅行では、
「食える機会に食っておけ。用を足せる機会に足しておけ。」
が鉄則ですから。
駐車場の施設からしてやるき充分ですね。
この地域は、日本国内でも珍しい「恐竜の足跡の化石」が出土したそうです。
それを記念してか、こうした施設まで作ってしまったようですね。
さらに、常設展なのか「モンゴルの恐竜の化石」が展示されていました。
さて。館内は、興味深いものばかりです。
発掘中に、こんな岩がぼっこりと現れたら、研究者はそれまでの苦労が吹き飛ぶでしょうね。
別館に入ると、ようやく恐竜センターらしくなってきます。
いずれも型取りしたレプリカかも知れませんが、その大きさに驚きます。
これはヨロイ竜の一種でしょう。
現代にこんなのがのし歩いていたら大騒ぎになりそうです。
骨格だけで肉づけしなくても、恐竜図鑑のさし絵そのもののいかつい姿なんですね。
気になるのは、恐竜の名前が、子供の頃に親しんだそれとかなり違うこと。
いつの間にか恐竜の学名や通称が変更されたのか、新たに発掘・分類・命名された新種なのか、展示されている化石は、いずれも舌を噛みそうな名前の恐竜ばかりです。
これは、二体の恐竜の化石で、ほぼ原形をとどめているそうです。
解説によると、これは格闘中のまま化石になってしまったと推測され、大変珍しいものであるとか。
上にのしかかっているのが、草食恐竜のナントカカントカ。
組み敷かれているのが、肉食恐竜のウンタラカンタラ。
弱肉強食の掟からすると、あべこべなのが不思議です。
良く観察してみると…
ナントカカントカが、ウンタラカンタラの前足に噛みついているのが分かります。
ウンタラカンタラも、負けじとナントカカントカの首のあたりに後ろ足のカギ爪を突き立てていますね。(生きていたときは頚すじの肉に食い込んでいたのでしょう。)
かくて両者ノックアウト。出血多量か何か死因は分かりませんが、致命傷を負った両者は相討ちで身動きが取れぬまま仲良くご臨終、と推測されています。
自分だったら、こんな凄絶な最期の姿のまま、後世に晒されたくないですが…。
肉食恐竜が必ずしも強い、というわけではないようで、子供向けの学習図鑑も訂正されるべきかも知れません。
館内にはミニ シアターもありました。
マスコットの恐竜君が、恐竜博士と問答をしながらストーリーが進んでいきます。
博士の人形が身振り手振りを交えてうんちくをたれてくれます。
人形なのにひどくリアルなので感心しました。
食堂で、メニューにクギ付けになりました。
「イグアノ丼」は牛丼、「プテラノ丼」は鳥の照り焼き丼ですが、私といねむり氏は、ネーミングに両者ノックアウトされました。私はイグアノ丼、いねむり氏はプテラノ丼を注文し、腹ごしらえです。
まだ目的地に着かないよ…(〃´o`)=3
よそ見担当のいねむりです
地滑り館、気になりますが流石にそこだけの為に出掛けるにはちょっと遠いですよね
さあて、ここまで来れば本来の目的地まであと10キロちょっとですね
by いねむり (2009-05-02 12:04)
恐竜、こんな巨大生物がいたということが凄いですね!!
地球はデカイッてことでしょうか (^_^;)
イグアノ丼にプテラノ丼、お味はどうでしたか?
by Ten (2009-05-02 22:08)
>いねむり殿、Tenさん
パソコンの調子が悪くて、更新が止まっております。
少なくともイグアノ丼は、フツーの牛丼でした。
by 馬子 (2009-05-05 20:27)
少なくともプテラノ丼は、フツーの鶏照り焼き丼でしたが何か(笑)
by いねむり (2009-05-05 23:35)