天国に一番近い橋 [ドライブ・旅行]
いねむり氏のナビに従って、林道へ入りました。
みるみる道にパースがついて狭くなってきます。
対向車が来ると危険なので、そうした標識はないものの、自発的にライトを点けてカーブではクラクションを鳴らしながら登りましょう。
山を登りきった行き止まりに駐車場がありましたが、そこは「まほーばの森」とかいうところで、目的地の不二洞ではありません。
( ´∀`)σ)゚Д゚;)ガセネタかよ~!!
いねむり氏が言うには、ここから「天空回廊」という橋を渡ると不二洞へ行けるのだとか。確かに、目もくらむような断崖を結ぶ橋がかかっています。
…はぁ…あれを渡らないと着かないのか。
最初から向こうの山の駐車場へつながる山道を登れば良かったわけですが。
この橋(上野村スカイブリッジ)は、通行するのに(一往復分)通行料100円を徴収されます。
とはいえ改札口があるわけではなく、橋のたもとに「お賽銭箱」のようなボックスがあるだけ。「バンジー・ジャンプ禁止」という看板を横目に一歩足を踏み出したところ、しまったと思いました。
後に続く方々のために言っておきますが、これは吊り橋です。
すなわち、歩いただけでもかな~り揺れます。
その日は無風に近かったものの、ゆら~りゆらりと、酔いそうな感覚です。…ここは雲の上かしらん…。
高いところは苦手なので、重心を落とすようにそろそろと歩きました。
いねむり氏に「へっぴり腰ですよ~(・∀・)」と笑われましたが、怖いものは怖い。
間違って落っこちたらあの世行きですがな。
とてもじゃないが、立ち止まって絶景を写真に撮るような余裕はありませんでした。
はひ~…(((( ;゚Д゚))))
ちょ…(((( ;´Д`)))))
ようよう向こう岸にたどり着いた後でも、足元がぐらぐらしました。
「関東一の鍾乳洞・不二洞」へは、そこからさらに登り坂。
いいかげんうんざりしてきたところで、ようやく入口が見えました。
困ったことに、入口を入るとまたしても登り坂。
いねむり氏は「テンション上がってキタ――――(゚∀゚)――――!!」と叫んでおりますが、こちらは疲れて無言です。
この鍾乳洞は、発見者のナントカ上人様が修行の場として拓いたそうで、鍾乳洞の中の自然の岩石にも仏教系の名前がつけてありました。
鍾乳洞につきものの地下水脈に圧倒されます。どうどうという流れではありませんが、フラッシュを焚くと水滴が反射してきれいですね。
ひときわ太い石柱には「七回なでると願い事がかなう」と看板が下がってしました。せっかくここまで来たので願をかけましたが、ナニをお願いしたかは内緒です。
洞内は、見学者用に手すりや通路が整備されていますが、ここまで資材を運んでくるだけでも大変だったことでしょう。ナントカ上人様はたいまつを片手にここを探検したと書かれていたので、胆の太さに頭が下がります。
人類がこの地に根付く前より太古の昔から、洞内の滴が岩を削り、固まって岩になったりして、奇岩だらけでした。これなどは、天然とは思えないほどの見事さです。
出口付近には、岩が削られて五百羅漢のように見える場所もあり、自然の神秘でした。
出口から、入口の坂道へ戻るのに、またもや延々と歩くことになりました。
今日はいい運動になったと思います。
そして…
また吊り橋を渡るのぉ!?。゚(゚´Д`゚)゚。
馬子号~迎えに来てぇ~…。
帰り道は、行きほど橋も揺れず、歩くのに少し余裕が出てきました。
行きは、絶対に誰かがわざと橋を揺らしていたのに違いない!!
行きは気が付かなかったのですが、親子連れが大声を上げたので振り向くと、橋の上にシャボン玉が舞っていました。
橋のところどころに「シャボン玉発生装置」がついていて、いきなりぶわ~っとシャボン玉が噴出してきたら驚きます。こんな演出は見たことがない。
通る人を楽しませる、という他に、ネット上で「シャボン玉の流れ具合で風の強さを教えるためではないか?」という意見がありました。なるほどね。
無風に近くてもこんなに怖いのに、風があるときは絶対に渡りませんよ。私は!!
>絶対に誰かがわざと橋を揺らしていたのに違いない!!
・・・ちっ バレちゃあしょうがあるめえ(笑)
by いねむり (2009-05-06 00:45)
( `曲´) オマエか~!!
by 馬子 (2009-05-06 00:47)
鍾乳石、見事ですね!!
シャボン玉発生装置があるとは、これまた演出にこだわってますね (^o^)
by Ten (2009-05-06 20:57)
Tenさん、あんなに足元がおぼつかない橋の上では、
ろくな写真は撮れませんでした。
高いところと狭いところがお好きでしたら、ぜひ!
by 馬子 (2009-05-06 21:20)