究極の廃校 [ドライブ・旅行]
数日前、遅い夏休みがようやく取れました。
喜んで、自室のホワイトボードにやりたいことを書き出してみたら…なんだこれ?
「行楽予定」ではなくただの「用件リスト」になってしまいました。
確かに「いずれも、まとまった時間がなければできないこと」ではあるけれど、夢がないことばかり。
せめて、夏休みらしい「遠出」から実行しましょう。
馬子号を、車検以来!?車庫から出しました。バッテリーが上がってセルが廻らなかったら?実に不安な状態。
しばらくぶりに運転すると、自分のクルマなのに、かなり車輌感覚が鈍っているのに驚きます。他車と競争せずに、のんびり走って2時間ほど。ナビがないので、途中で何回も路上駐車して地図を確認して目的地に着きました。街中に、いきなりこんなものが。
ここは「足利学校」です。歴史の教科書に載っていましたっけ?
自分は、ここがなんたるかを知らずに、「有名だから」という理由で訪ねました。
「廃校を訪ねる」のがブームだとすれば、ここは究極の廃校でありましょう!
友人たちからずれた夏休み。誰も誘えなかったので道中寂しいと考え、マスコットを連れてきました。左が「アタリメ」、右が「エイヒレ」という名前です。以降お見知りおきを。
足利学校の校門をくぐりましょう。いざ入学。
入場料を払って体験入学です。
ちなみに、ここはJAF会員証を呈示すると入場料が割引になります。
行楽地には意外にJAFと提携している施設が多いので、入場料を払う前に、窓口にJAFのステッカーが貼ってないか要チェックです!
まずは、足利学校の歴史について、ビデオを観ることにします。
アタリメとエイヒレもお行儀よく聴いていますね。
ビデオを通じて、この敷地内の建物の大半が復元されたものであることを学びました。ここを世界遺産に登録しようという運動があるらしいのですが、建造物がオリジナルでない場合は難しいのではないでしょうか。
敷地内の建物は、どれも重厚な造りです。
これは、大正年間に建てられた遺蹟図書館だそうです。
ひときわ目立つのが、孔子をまつった廟です。
庭園は、往時を復元したものだそうです。
日本庭園には、やはり築山と池が必要ですね。
池には鯉が…いましたいました。大きな口をパクパクさせて優雅に泳いでいます。
復元された「方丈」という建物は、あがることができます。
ここは学生の講義や学校行事に使用された建物とされています。土間には煮炊きをするためのかまどもありました。
不謹慎ながら、時代劇に使われそうな渡り廊下や縁側を見ると、懐かしい感じがします。
大座敷は、クーラーもないのに涼しい風が吹き渡っているように感じました。
こういう場所に押し込められたら、嫌でも講義に耳を澄ます気分になる…かな。
裏庭も見事な眺めだと感じました。
もしかして、裏庭の季節のうつろいも、往時の師弟の問答に取り入れられたかも知れません。
じっとしていても焦げそうな炎天下でしたが、他の見学者(特にお子さんは)熱心に「足利学校の塗り絵」を描いていたりして、大人より根性があるように見えました。
普段めったに見られない、かやぶき屋根?がどのような構造になっているかも勉強になりました。確か、かやぶきは定期的にメンテナンスが必要なはず。手がかかる建物です。
さて、なんで私が足利までやってきたか?
ここがお目当てではありません。核心はこのあとです。フフフ。
「アタリメ」「エイヒレ」・・・ドライブのお供にガム代わりに噛みながら行くのかと思ったら、ぬこ!!
男の子ですか?女の子ですか?
馬子号と共に、今後の活躍を期待します!
by らいち (2010-08-31 11:21)
ほりけんさん、nice! ありがとうございます。
by 馬子 (2010-08-31 21:58)
らいち殿、アタリメとエイヒレは、いかにものんべえな
兄弟なり。
できればもう一匹「カワハギ」とかいうのを加えてトリオに
したいところ。
by 馬子 (2010-08-31 22:09)
日本庭園、和みますね~(^o^)
by Ten (2010-08-31 22:52)
Tenさん、こんばんは。
久しぶりに美しい日本庭園を見た気がします。
Tenさんの夏休みはいかがでしたか?
by 馬子 (2010-09-01 00:49)