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桃栗三年・・・ [自然]

「桃栗三年」に続くのは、言わずと知れた「柿八年」。
我が家の経験では、桃栗と柿の間に「秋月五年」をはさみたいと思います。

 

5年前の秋。
巾着田の花屋の屋台で薄黄色の華に心を奪われ、「秋月」という名のリコリス(曼珠沙華の園芸種)の球根を買ってきたのでした。
嬉々としてプランターに植えてから数年、一度も咲いたことがありません。確か球根を3つ植えたのに、全部ハズレだったのか?球根が休眠状態だとしても長すぎやしないか?見事に期待を裏切られました。

今年も夏の暑さが厳しく、9月に入ってもなかなか涼しくなりませんでしたね。今年はいつまで暑さが続くのか。
そんなことを考えていた時でした。
プランターの片隅から、とあるリコリスの花茎が一斉に5本も伸びてきたのです。咲いた華は黄色でした。

DSCN8898x.jpg

「あっ、これは忘れていた秋月!?」と驚くには少し早い。
なぜかといえば、長年ろくに手入れをしなかったせいで、プランターに刺しておいた「華の名札」の文字がすっかり退色して読めなくなっていたのです。これは大失敗。

仕方がないので、秋月の球根を買ってきたときのブログの写真を探してみました。
プランターに球根を植えた場所が特定できたので、これが秋月であるとようやく確信しました。

プランターには、黄色系の華が咲くリコリスが他にも植えてあります。他の鉢に咲いているのは「オーレア」です。
オーレアは、8月の終わりに咲くのが普通なので、いかにも異常気象だなぁと感じます。
オーレアと秋月が一緒に咲いている写真は珍しいかも知れません。

DSCN8899x.jpg

ようやくこの華をめでることができます。
この写真を撮ったのは今週初め。出勤前のようやく朝日が出てくる時間帯にしか撮影できないので、平日に咲いたのが実に恨めしいです。
華の色は、屋台で見本の華を見かけた時の記憶がよみがえります。薄い緑色がかかった色で、時間が経つにつれて黄色味が増してくるそうです。
リコリスは順番に華が咲きますが、全部の華が咲きそろわないと絵にならない。緑色がかった華は咲いたばかりで、黄色い華はそろそろ退色してくる。リコリスの見ごろはほんの数日なのです。

DSCN8894x.jpg

小学生の「朝顔の観察日記」と異なり、大人の朝は忙しいので毎朝じっくり撮影はできません。
そういえば、私の朝顔は真っ白い花が咲きました。朝顔といえば、青色や紫を想像していただけに、真っ白い朝顔は芸がないというか、ハズレというか、とてもがっかりしたのを思い出します。

それにしても、プランターに秋月が植えてあることさえ忘れそうでした。植えてから5年も経過したとは驚きです。
実は、我が家の庭で華が咲くまで5年というのは序の口です。私が種から育てたハナミズキは、一本立ちの木になって花を結ぶまで11年もかかりましたから。熟成には時間が必要なのですね。


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馬子

hawaiianさん、はじめまして。
nice! をありがとうございます。
by 馬子 (2012-10-10 23:25) 

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