駆け込みしました! [こだわりアイテム]
正月以来の更新なので、感覚が鈍っておりますが、ゆるゆるとまいりましょう。
この週末、増税前の駆け込みで、多くの人が色々な思いを胸に買い物をしたと思います。
私は、「ジタバタしてもしょうがない」と静観を決め込むつもりでしたが、大きな買い物をせざるを得なくなりました!
先月中旬、アメリカへ出張に行きました。
海外へ行く場合、私はスーツケース派です。
現在使っているのは両親のお下がりですが、マルエム製の標準的なスーツケース。今までに何度も一緒に旅をしてきました。
いつもは、私が引っぱるとおりに忠実についてきてくれるのに、今回はなぜか言うことを聞きません。
曳いていると、どんどん左に寄っていくのです。
帰国して、スーツケースの手入れをしていて発見しました。
底のキャスター取り付け部分が破損してめりこんでいるのです。なるほど、まっすぐ走らないわけだ。
私は、物持ちが良いほうですが…これはスーツケースの致命傷だと判断しました。
今までにサムソナイトのスーツケースも使っていましたが、やはり同じところが壊れてお別れしたのです。
思い切って、最新のモデルに買い換えよう。気分を一新しましょう!
持論として「恥ずかしくてもスーツケースは目だってナンボ」と決めています。
空港のターンテーブルで、100m先からでも自分のものだと認識できるような色や形のケースを選ぶようにしています。
ちなみに、サムソナイトのケースは灰色でした。当時でも珍しい色でしたが、現在でも見かけない色です。
これに同色のスーツケースベルトを巻いておくと、いやがうえにも目立ちました。
紺色のケースは飽きが来ないような気がしますが、飛行機の乗務員が携行しているケースと見間違うのでオススメしません。
何年か一度の買い替えで、しかもこの先何年も付き合うのですから、妥協せずにベストなものを選びたい。
しかし、デパートで私を待ち受けていたのは、意外な事実でした。
最近のスーツケースは、私が慣れ親しんできたものとは異なる形をしていました。
表面がテカテカしていて、押すとぼよんぼよんする。収納式のハンドルがあって、その分内容量が犠牲になっている。
スーツケースの素材については、ポリカーボネイト系樹脂だと説明されました。
仕事でポリカーボネイト製の商品と付き合っていますが、あれは割れやすいという先入観があります。
「かつてのスーツケースの素材より弾力があるので、却って割れにくくなっています」と説明を受けても、どうも腑に落ちない。
さらに、蓋をファスナーで締める方式になっているのが好きになれません。
ファスナーが噛んでしまったら、開閉できなくなるに違いない。
従来のように「フレーム構造になっているスーツケース」はないのかと尋ねると、ここには3種類しかないと言われました。
そのうちの2種類、エース製のものは、私の購買欲をくすぐるような「黄緑色」の派手なタイプもありました。
ところが、サイズに関して問題があることが分かりました。
現在使っている物とほぼ同サイズのスーツケースは、三辺の合計が「全日空の基準:158cm」を越えてしまうというのです。
全日空に乗るときは数万円の超過料金を取られるというわけで、旅程によっては全日空を避けるわけにもいかないでしょう。却下です。
それより小さなサイズを見せてもらうと、収容量がかなり減るような気がしました。
全日空のサイズギリギリ。すなわち、三辺の合計が157cmというサイズを、ゼロハリーバートンが製品化していました。
見るからに重厚なスーツケースなので、重いのだろうと思いきや、樹脂製なので意外にも軽量です。
現代では、ゼロハリーバートンの親会社は日本のエース社。ハリーバートンとエースが兄弟ブランドだというのは隔世の感があります。
ところで、このハリーバートンは中国製だというのは悲しい。
こうした限られた選択肢の中で、私はハリーバートンを選びました。ハリーバートンらしからぬ「ポリカーボネイト製」ですが、ここだけは妥協しました。アルミニウム製のモデルも存在するのですが「一度ぶつけてしまうとへこんで元に戻らない」と説明されて、購入を断念しました。空港で、スタッフがどのように他人の荷物を扱っているか、職業がらよ~く知っているからです。
ハリーバートンといえばジュラルミンのようなシルバー色が定番でしょうが、シルバーという色は立体感に欠けると思います。
ドスが効いたガンメタリックを選びました。う~む。スーツケースというより兵器のようだ。
ケースの内装のデザインは、「いかにもハリーバートン」していて、頬が緩みます。
ケースの底には、収納式ハンドルがあるため波打っています。
ケースの内装に長いファスナーがありますが、これはメンテナンス用。ハンドルやキャスターを交換するときに、いちいち内装を切り裂く必要がないというわけで、私が気に入ったポイントの一つでもあります。
そっとファスナーを開けるとこのとおり。
蓋の方も同じ、メンテナンス用のファスナーがあります。
ケースの仕切りはガーメントバッグになっていて、本体からこのバッグを切り離して使えるようになっています。
残念なのは、オリジナルのハンガー。ガーメントバッグの横幅よりも大きいので、どのように吊り下げても斜めになってしまうというマヌケぶり。仕方がないので、今まで使っていたスーツケースのハンガーをあてがったところ、ぴったりでした。
ハリーバートンは「鍵を失くしたら開けられなくなる」という理論から、ダイヤル錠を採用しています。
3ケタのダイヤルを自分好みの番号に設定し、ハンドルにネームタグをつけて、晴れて自分のケースになりました。
さっそく出張に連れて行きたいのですが、それはしばらく先の話にしてください。
海外出張に行くとくたびれますからね。ヒトもモノも…。
tochiさんおはようございます。
nice! ありがとうございました。
by 馬子 (2014-03-31 06:43)
makimakiさん、久しぶりの更新でお恥ずかしい。
お立ち寄りありがとうございます。
by 馬子 (2014-03-31 20:33)
あんぱんち~さん、こんばんは。
nice! をありがとうございます。
by 馬子 (2014-03-31 20:34)
Tenさん、お元気ですか。
nice! をありがとうございました。
by 馬子 (2014-03-31 21:28)
ご無沙汰しております。自分の場合機内持ち込みの場合がほとんどなので、重いのを覚悟でアルミ製のリモワを愛用しております。
でもそういう生活もあとわずかで、これからは超ドメスティックな生活に戻るのかと想像しています。
by あかぐま (2014-04-03 11:35)
あかぐまさん、長くて早い数年間でしたね。
「リモワを使っている」という人は初めてです。
by 馬子 (2014-04-21 20:40)
くらいふさん、こんばんは。、
nice! ありがとうございます。
by 馬子 (2014-04-21 20:41)
目立つのは重要ですよね! コンベアに載っているのを遠目に確認できますし、目立つケースは窃盗の標的にされにくいし。
私もかつては頻繁に海外出張をしていたので、キャスターが壊れた経験が数度あります。 ゼロハリなどの高価なケースは空港職員による窃盗の的にされたり、空港でたかりに遭いやすいので避けています。
ところでゼロハリを選ばれた際にリモアは検討されなかったのですか。たしかルフトハンザ御用達ブランドでしたよね。
by kanchi (2014-04-22 22:49)
kanchiさん、リモワには興味が湧きませんでした。
デザインがクラシックすぎるというか・・・。
by 馬子 (2014-04-23 21:50)