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ドイツ製のミシュラン [BMW (メンテナンス)]

クルマ趣味系?のブログを名乗っているからには、年に1度の整備点検は記事のネタとして欠かせません。
今年の車輌点検整備の結果はどうだったか?製造から15年余りを経過したE46のカルテをご参考までに・・・。

ディーラーの請求書の1ページ目は最低限必要な車検諸費用等が記載されています。
今回も、バッテリーの充電が必要でした。現在ほとんど乗っていないので、これは仕方のないことです。

「フューエル クリーナー」の給油を奨められたのは初めてでした。
これは、ガソリン スタンドで奨められる「ガソリン タンク内部の水抜き」に効果があるものではなく、エンジン内部にたまったカーボンを洗浄し、燃費向上が期待できるものだそうです。
ただでさえ、街乗りではリッターあたり5km強しか走らないので、試してみることにしました。

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請求書の2ページ目。タイヤの交換を奨められました。
指摘されるまで忘れていましたが、このタイヤは10年以上はいていたものでした。
ミゾも残っているし、ヒビ割れなどの劣化も見られませんが、自分や同乗者の生命を預ける部品だと考えて交換に同意しました。

タイヤの交換は量販店でもできることです。じっくり調べれば、ディーラーよりも安くあがる方法はあるはずです。
けれども、今は自分の時間と労力を節約したいのです。そのためなら割増料金を払うこともいとわない。「買い物がヘタ」だのなんだの言われようと、気にしない。
正直なところ、毎日の生活に疲れきって、クルマに賭ける情熱も冷めているのでした。

次の項目は「予防整備」と銘打ってあります。
メカニック担当者に尋ねると、E46では燃料ポンプの不調が突然現れることもあり、トラブルの予防のためにポンプを交換しましょうというわけです。
しばしば「エンジンはクルマの心臓」と形容されますが、燃料ポンプこそが心臓で、エンジンは筋肉ではないでしょうか。
かつて、父が乗っていたクルマが突然エンジンがかからなくなり、大慌てになったことがあります。それはエンジンではなく燃料系の電気部品の不調でした。いくらエンジンが好調でも燃料が送られなかったらクルマは走らないのが道理です。それを思い出したら、高額な部品ですが交換を了承しました。

ポンプを交換したらガソリンを満タンにしてテストする必要があるそうで、燃料代も請求されました。ガソリンを入れたのは去年の暮れ!でしたが、それに比べるとハイオク ガソリンも安くなっていますね。

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さて、今回の整備の目玉はタイヤの交換でした。
馬子号を中古で購入したときは、ブリヂストンのTURANZA ER30をはいていました。
ホイールをインチアップした時に、ホイールについてきたのがピレリのP6000でした。TURANZAを基準にして考えると、まったく好みに合わないタイヤでした。硬いというか、ゴロゴロするというか。一言で言うと乗り心地が悪いのです。

このタイヤとは長く付き合えないと思って、すぐにタイヤを買い換えました。
その時は納得がいくまでインターネットで検索し、ミシュランのパイロット・プライマシーに決めたのですが、大変満足がいく買い物になったのを今でも思い出します。
第一印象は「良く転がるタイヤだな」ということ。タイヤは丸くて転がるのが当たり前ですが、アクセルから足を離しても惰力で走れる距離が長くなりました。タイヤによってこれほど差が出るとは思いませんでした。

実は、今回の整備では、見積の段階ではピレリのP7を奨められたのです。それを断ってミシュランにしてもらいました。この10年の間にパイロット・プライマシーは後継のプライマシー3になっていました。

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ブログの記事を書くにあたって少し調べてみたところ、興味深いことがあり、交換されたばかりのツヤツヤのタイヤをよく眺めてみました。

日本国内で流通しているプライマシー3にはサイズによって製造国が異なるらしく、今回装着されたタイヤはどこ出身なのか気になったのです。
おお!このタイヤはドイツ製ですね!BMW原理主義者としては喜ばしいポイントです。

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この他にも、「厳密に言うと、このタイヤには「Primacy 3」と「Primacy 3ST」の2種類がある。」といった話題があります。興味のある方はぜひ検索を。

最後に、私はタイヤに窒素ガスを充填してもらっていますので、ディーラーのメカニックにもそれを伝えたところ、「BMWとしては窒素ガス充填を推奨しないが、それでもなお個々の顧客が窒素ガスの充填を希望する場合にはその希望に応える」そうです。
理由としては、大気の78%が窒素なので、窒素ガスを充填することで得られる効果(タイヤ圧力の安定性)の改善はごくわずかしかないから、と説明されました。

マンガの「鉄腕アトム」の世界では、現代ではもっと進化したクルマが量産されているはずですが、残念ながらクルマは未だにタイヤをはいていますね。
たかが円形のゴムの塊なのに、タイヤも奥が深いです。


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